あなたの体に合ったストレッチは何?パーソナルトレーニングならこんな指導
エチュード長野 パーソナルトレーナーの栗林太一です。
今回はあなたの体に合ったストレッチについてご紹介します。
以前、指導をさせて頂いたAさん(50代の女性)は、体が柔らかい事が特徴でした。
もっとストレッチの方法を教えてほしいということで指導を受けにお越し頂きました。
この体が柔らかいというのは筋肉の柔軟性が高いという事です。
立った状態から前屈をすると手のひらが床にべったりつく様な感じの方でした。
柔軟性とは
柔軟性は筋肉の柔らかさもありますが、関節の動く範囲が大きいか?小さいか?ということ。
関節は骨と骨のつなぎ目の事。関節があるから人間の体はいろいろな動きができます。この関節を動かしているのが筋肉です。筋肉は必ず骨にくっついています。
なので柔軟性が高いということは、筋肉の伸びたり縮んだりする動作が大きくできるというととであり、関節も大きく動くということです。
エチュードで行うパーソナルトレーニングでは初回時に「体の評価」で姿勢や柔軟性を確認させて頂きます。
代表的な柔軟性の評価として立位での前屈を評価します。この時にパーソナルトレーナーがチェックしているポイントはいくつかあります。
チェックポイント1
手が床につくのか?手のひらがつくのか?指先だけつくのか?つかない場合は床からどれ位離れているのか?等をチェックします。
Aさんの場合は手の平が余裕でつく状態でした。
チェックポイント2
足首、膝、股間節はどのように動いているのか?
足首が硬いと
前屈時にお尻を後ろに引いたような形で前屈しやすいです。足首やふくらはぎの筋肉が硬いとこのようになります。
膝が硬いと
前屈時に膝が伸び切らない状態で前屈してしまいます。この場合は膝の裏側の筋肉が硬くなっているのでふくらはぎや太もも裏側の筋肉がなっています。
股関節が硬いと
前屈時に骨盤が前側に倒れないで前屈してしまいます。太もも裏側の筋肉やお尻の筋肉が硬いと骨盤が前に倒れないで前屈する形になります。
Aさんの場合は前屈時に手の平はつきますが、足首が硬いのでお尻を後ろに引いた状態での前屈姿勢になっていました。
チェックポイント3
前屈した時に背骨のカーブはどうなっているのか?
腰の部分が反ったまま前屈している
腰の筋肉が硬くなっている、股関節前側の筋肉が硬くなっているとこのようになります。
前屈は得意でも状態を反らす動作は苦手になります。
腰の部分が丸まって前屈している
お尻や太もも裏側の筋肉が硬くなるとこのようになります。
腰の部分から胸の後ろ側にかけて全体的に丸まって前屈している
適度な柔軟性があると背骨はこのように動きます。
Aさんは腰の部分が反ったまま前屈していました。
このように前屈という柔軟性を確認する動作でもパーソナルトレーナーはいろいろな視点で体の状態を確認していきます。
必要なストレッチはこれ
体がうまく機能するためにAさんに必要なストレッチは、
➀足首→ふくらはぎ、アキレス腱のストレッチ
②背骨→腰を丸める動作を行うストレッチ
③股関節前側太→もも前側、股関節前側のストレッチ
このようになります。
Aさんは普段から前屈を行うような太もも裏側を伸ばすストレッチは良く行っていたそうですが、今回ピックアップした3つはほとんど行ったことがなかったそうです。
Aさんは太ももの裏側はとても柔らかいのでストレッチはほとんどする必要がなく、むしろ太もも裏側の筋肉はトレーニングして鍛えていくことが大切になります。
ストレッチには、いろいろな方法がありますが自分の体に合ったストレッチを行うようにすると体がより動きやすくなります。
自分の体に合ったストレッチ方法を知りたい方は、ぜひご相談ください。