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成長期の子供のスポーツは発育発達に個人差がある

赤ちゃんのハイハイ動作

エチュード長野、パーソナルトレーナーの栗林太一です。

今回は成長期の子供達の身体の事、発育発達の違いをご紹介いたします。

特に小学生から中学生、高校生の保護者の方やスポーツを頑張っているけど他の子と体格差や運動能力で劣等感があるスポーツ選手や子供達に知っておいてもらいたいです。

身体の発育発達には個人差が大きい

小学生から中学生、高校生くらいまでは身体の発育発達に個人差があります。

例えば小学校の時に同じ学年のクラスで身長の高い子と低い子が必ずいますよね。

これが発育発達の個人差です。

この個人差の影響で「早熟型」や「晩熟型」、「早咲き」や「遅咲き」なんて言われる事があります。

早熟型(早咲きタイプ)

身体の発育発達が早いタイプです。

クラスの中でも身長が大きかったり。走るのが速かったり、身体を動かすことが他の子よりも優れているなどです。

スポーツを行っていたら大会で優勝したり上位になったりする場合が多いです。

中学生、高校生と学年が上がるに連れてスポーツの競技成績が伸びにくくなってきます。

晩熟型(遅咲きタイプ)

身体の発育発達が周りの子と比べて遅いか普通。

身長はクラスの中では小さい方か普通。走ってもふつうか遅いくらい。

スポーツを行っても小学生や中学生の頃はそれほど競技成績が優れているわけではない。

高校生、大学生になったら競技成績が伸びてくる。

早熟型や晩熟型にあてはまらなくても早熟や晩熟の中間にあたる平均的なタイプもあります。

暦年齢と生物学的年齢

早熟型や晩熟型に関わってくるのが「暦年齢と生物学的年齢」です。

「暦年齢」は実際の年齢のことで実年齢です。

「生物学的年齢」は実年齢ではなく体の発育発達具合の年齢で個人差があります。

生物学的年齢は暦年齢の上下にそれぞれ2~3歳の差があります。

小学3年生から中学3年生が一緒に競う小学6年生

小学6年生の暦年齢は11歳~12歳です。みんな誕生日をむかえて12歳だとします。この12歳の中でも発育発達に個人差があります。これが生物学的年齢です。

12歳を生物学的年齢にあてはめると成長が早い子は+3歳で15歳、成長が遅い子は-3歳で9歳ということです。

つまり同じ学年の「小学6年生」でも9歳~15歳まで体の発育発達具合に差があるということです。

スポーツで小学6年生の大会に9歳(小学3年生)~15歳(中学3年生)の体の成長具合が違う子達が一緒に参加している状態です。

9歳と15歳では当然、体の大きい15歳がスポーツでは圧倒的に有利になります。

生まれ月による違い

早生まれ遅生まれという言葉がありますが、生まれ月による違いも子供のうちは発育発達に大きく影響があります。

日本の学校が4月に新年度が始まります。同じ学年にも4月生まれから翌年の3月生まれの子達が一緒になります。

4月生まれと翌年の3月生まれでは11ヶ月~1年間の差があります。

子供のうちは1年間の成長の差は大きいです。特に幼稚園から中学生くらいまでは生まれ月による体の発育発達具合の差があります。

この生まれ月による差は高校生くらいから少しずつ無くなり、大学生年代になるとほとんど無くなります。

日本陸上競技連盟が公開しているデータはとても分かりやすく納得できます。

まとめ

今回ご紹介した成長期の子供のスポーツは、発育発達に個人差が大きく関わっています。

成長期の子供は暦年齢と生物学的年齢が異なります。最大で6歳ほど差がでる。

生まれ月による違いも小学生、中学生では大きな差になります。高校生くらいから生まれ月の差は小さくなる。

これらが要因の一つとして早熟型や晩塾型などがあります。

成長期の子供には体の個人差がスポーツや運動能力に影響してきます。

この事を踏まえて、保護者の方は長い目でお子さんをサポートして頂きたいと思います。

参考になれば幸いです。

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