正しい姿勢から得られるメリットとは?痛みの予防と改善
今回は、正しい姿勢から得られるメリットの3つ目をご紹介いたします。
正しい姿勢から得られる3つ目のメリットは「痛みの予防・改善」につながるということです。
結論から言うと正しい姿勢は、肩こりや腰痛、ひざ痛などの慢性的な痛みの予防や改善に役立ちます。
正しい姿勢から得られるメリット2力の伝わり方が変わる記事はこちら
肩こりのメカニズム
慢性的な肩こりの多くは、猫背姿勢などによる頭の位置が背骨の上から前方へ移動している状態が長時間続くことにより、肩や首などの筋肉が凝る状態の事です。
肩や首の筋肉が緊張して血流が悪くなっているので、マッサージで揉みほぐすと血流が改善して楽になります。
しかし、マッサージでほぐれた筋肉の緊張は一時的なものです。猫背姿勢などで頭の位置を背骨よりも前方へ移動している姿勢を続けると再び肩や首の筋肉が緊張してきます。
肩こりを根本的に変えていくには姿勢を変える事が重要
マッサージをしても姿勢は変わりませんので、頭の位置が背骨の真上に乗るように姿勢を自分で変えていく必要がある。
〇頭が背骨の真上に乗っていると、頭の重みを背骨で支える事ができる。
×頭が背骨よりも前方にずれていると背骨で頭の重みを支えられないので、首や肩回りの筋肉が常に働き、頭を前方にずれないように引っ張っておく必要がある。だから肩こりになる。
肩こりを根本的に予防と改善をしていくなら、姿勢と頭の位置を変えていく事が必須です。
腰痛のメカニズム
腰痛のメカニズムはいろいろな原因があります。その中でも同じ姿勢を長時間続ける事で起こる腰痛は筋肉が緊張して凝っている状態が原因になります。
実は、椅子に長く座っていると腰の椎間板に、立っている時に比べて1.5倍ほどの負荷がかかっている状態になります。
さらに椅子に座って前かがみ姿勢をとると立っている時に比べて2倍近くの負荷がかかっている状態になります。
立っている時に比べて椅子に座ったり、前かがみ姿勢になっていると上半身の重みを腰の筋肉で支えなくてはいけません。
でも、正しい姿勢で立っている時は背骨や下半身で上半身の重みを支える事が出来ます。
腰痛を根本的に変えていくには姿勢を変えていく事が重要
長く座っていて腰痛になった場合は、立ち上がって正しい姿勢をとると腰痛が楽になります。
前かがみ姿勢が長く続いた時に腰痛になった場合も、立ち上がって正しい姿勢をとったり、背伸びや腰を反らすと腰痛が楽になります。
もちろん、長く立っていて腰痛になる場合もあります。この場合は、腰が反って骨盤が前方に移動していることが多いです。
写真の様に頭が前方、背中が後方、骨盤(下腹部)が前方という姿勢になりやすいです。
このような姿勢で腰痛になった場合も、下半身と体幹と上半身の位置を修正して正しい姿勢をとることで腰痛が楽になることが多いです。
まとめ
ご紹介したように肩こりや腰痛の多くは、猫背などの崩れた姿勢を長時間続ける事で症状として出る事が多いです。
正しい姿勢を保てるようになることで、肩こりや腰痛などの痛みの予防や改善につながります。
肩こりや腰痛の原因が姿勢以外の場合もあります。今回は姿勢からくる肩こりや腰痛の痛みが姿勢を改善することで痛みの予防や改善につながるということをご紹介させて頂きました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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